
「ショートカットキーを覚えるのが大変…」「もっと直感的に作業したい!」
イラスト、デザイン、動画編集などのクリエイティブな作業において、このような悩みを感じたことはありませんか?
その悩みを解決してくれるのが、「左手デバイス」です。
この記事では、クリエイターの作業効率を劇的に向上させる左手デバイスの魅力から、後悔しない選び方、そしてあなたの用途に合わせたおすすめのモデルまでを詳しく解説します。
左手デバイスとは? なぜクリエイターに必要なのか
左手デバイスとは、キーボードのショートカットキーや各種操作を割り当てられる、クリエイティブ作業に特化した入力補助デバイスです。
通常、左手はキーボードでショートカットを操作しますが、
- 複数のキーを同時に押すのが難しい(例:
Ctrl + Alt + Shift + S
) - 使いたい機能のショートカットをいちいち覚えていられない
- キーボードだと押し間違いが多い
といった課題がありました。
左手デバイスは、これらの複雑な操作をボタン一つ、あるいはダイヤルを回すだけで実行できるようにします。これにより、右手はペンやマウス操作に集中したまま、左手でシームレスにツール切り替えやパラメータ調整が可能になり、思考を止めずに創作活動に没頭できるようになります。
左手デバイスを導入する3つのメリット
1. 作業効率が劇的に向上する
最大のメリットは、何と言っても作業効率の向上です。
例えば動画編集において、タイムラインの「拡大・縮小」や「フレーム送り」をダイヤルに割り当てることで、マウスの細かい操作から解放されます。この積み重ねが、最終的に大きな時間短縮に繋がります。
2. 直感的でスムーズな操作が実現する
ダイヤルを回してブラシサイズを調整したり、ジョイスティックを倒してツールを切り替えたりと、アナログ感覚で直感的な操作が可能です。
これにより、「数値を入力して確認」というステップを省略し、画面を見ながらリアルタイムで変化を確認できるため、よりクリエイティブな判断に集中できます。
3. 身体的な負担を軽減する
キーボードでの窮屈な指の動きや、複雑なキーの同時押しは、手首や肩への負担に繋がります。
左手デバイスは、人間工学に基づいて設計されているモデルも多く、自然な手のポジションで操作できるため、長時間の作業でも疲れにくくなります。腱鞘炎の予防にも繋がるでしょう。
後悔しない!左手デバイスの選び方
- 対応ソフトウェア: 自分がメインで使っているクリエイティブソフトに正式に対応しているか、あるいは詳細なカスタマイズが可能かを確認しましょう。
- 操作性とカスタマイズ性: ダイヤル、ジョイスティック、ボタンなど、デバイスの持つ操作系が自分の作業スタイルに合っているかが重要です。
- 接続方法(有線 or 無線): デスク周りをスッキリさせたいなら無線、充電の手間や遅延を気にしたくないなら有線がおすすめです。
- 形状とサイズ: 長時間の作業を支えるデバイスなので、自分の手の大きさにフィットするか、操作しやすい形状であるかは重要なポイントです。
【用途別】あなたに合うのはコレ!おすすめ左手デバイス3選
ここでは、用途や操作性の特徴が異なる、おすすめの左手デバイスを3つ厳選してご紹介します。
【ダイヤルで直感操作】動画編集・写真現像ならコレ!
TourBox Elite (ツアーボックス エリート)
ダイヤル操作でタイムラインを支配する。精密な編集作業の心強い相棒。
Premiere Proでの動画編集やLightroomでの写真現像を行うなら、TourBox Eliteの多彩なダイヤル類が真価を発揮します。
スクロールホイールでタイムラインを移動し、ノブでフレーム単位で微調整、さらにダイヤルでクリップを拡大・縮小。このようなマウスでは煩わしい操作を、左手だけで直感的に完結できます。カラーグレーディングの際も、各ダイヤルに「露光量」「コントラスト」などを割り当てれば、画面を見ながらスムーズに調整可能です。
- 特におすすめのソフト:
Premiere Pro
,DaVinci Resolve
,Lightroom
,Photoshop
- 特徴: 豊富なダイヤル類、デュアルBluetooth対応、触覚フィードバック
- 接続: Bluetooth / USB-C
【シームレスな高速切替】イラスト制作ならコレ!
Orbital2 STERNA (オービタルツー スターナ)
ペンを止めずに創作を加速させる、次世代のクリエイターズデバイス。
PhotoshopやClip Studio Paintでイラストを描くクリエイターに、全く新しい操作体験を提供してくれるのが「Orbital2」です。
最大の特徴は、ジョイスティックを「倒す・回す・押す」ことで機能する独自機構「Orbital Engine」。例えば、スティックを上に倒してブラシツールを選択し、そのままスティックを左右に回してブラシサイズを調整、といったシームレスな連続操作が可能です。ペンを握ったまま、創作への集中を妨げません。
- 特におすすめのソフト:
Clip Studio Paint
,Photoshop
,Illustrator
,SAI
- 特徴: 独自機構「Orbital Engine」、シームレスな操作性、近未来的なデザイン
- 接続: USB-C
【ペンタブの最高の相棒】スリムでスマートな実力派ならコレ!
Xencelabs (センスラボ) クイッキーズ
ペンタブメーカーが作った、確実性と快適性を両立したデバイス。
ペンタブレットの横に置いて使うことを前提とするなら、Xencelabsのクイッキーズが非常に優れた選択肢です。薄型・軽量で、デスクのスペースを圧迫せず、どこにでもスマートに収まります。
最大の特徴は、各ボタンに割り当てた機能名が表示される有機ELディスプレイ。アプリケーションを切り替えると表示も自動で変わるため、「このボタンは何だっけ?」と迷うことがありません。8つの物理ボタンとダイヤルホイールで、着実なショートカット操作を実現します。
- 特におすすめのソフト:
Illustrator
,Photoshop
,InDesign
などペンタブと連携する全てのソフト - 特徴: 機能名が表示される有機ELディスプレイ、スリムで軽量なデザイン、ダイヤルホイール
- 接続: 無線(専用ドングル) / USB-C
まとめ
左手デバイスは、一度使うと手放せなくなるほど、クリエイティブ作業を快適で効率的なものに変えてくれるパワフルなツールです。
- ダイヤルを使った直感的な数値調整が好きなら → TourBox Elite
- ペンの流れを止めないシームレスなツール切り替えを求めるなら → Orbital2 STERNA
- ペンタブの横で確実・快適に操作したいなら → Xencelabs クイッキーズ
もしあなたが「もっと作業効率を上げたい」「創作に集中したい」と考えているなら、左手デバイスの導入は最高の自己投資になるはずです。
今回ご紹介した選び方やおすすめ製品を参考に、ぜひあなたの制作環境に最適な一台を見つけて、ワンランク上のクリエイティブライフを手に入れてください。