
最近、各地で地震が多いと感じませんか?「防災グッズを準備しなきゃ」と頭ではわかっていても、つい後回しにしてしまいがちです。
しかし、災害は本当に突然やってきます。いざという時に自分と大切な家族を守るため、そして避難生活の負担を少しでも減らすために、「今のうちに」備えておくことが何よりも大切です。
今回は、まず揃えたい基本のセットから、あるとないとで大違いの専門グッズまで、本当に役立つ防災アイテムを7つ厳選してご紹介します。
まずは基本の「防災セット」から
何から揃えればいいかわからない方は、必要なものが一つにまとまった「防災セット」から始めるのがおすすめです。
1. 避難生活の質を上げる【アイリスオーヤマ 防災セット 31点】
- 防災士が監修した充実の内容: 懐中電灯や簡易トイレ、ウォータータンクなど、本当に必要な31点が無駄なく揃っています。
- 睡眠の質を確保するエアーベッド付き: 硬く冷たい床での雑魚寝を避け、体への負担を軽減するエアーベッドが入っているのが最大の特長です。
- 水を弾く撥水加工リュック: 雨天時の避難でも中身が濡れにくい、撥水加工が施されたリュックを採用しています。
避難所生活で最もつらいことの一つが「睡眠」です。この防災セットは、プライバシーの確保や体温維持に役立つエアーベッドが含まれており、避難生活の質を少しでも高めようという配慮がされています。防災士が本当に必要と判断したアイテムが詰まっており、これ一つあれば「一次避難」の基本的な備えは万全。何から買えばいいか迷ったら、まずこのセットを検討してみてください。
2. 基本をしっかり押さえた【山善 防災リュック 30点セット】
- 防災士監修の信頼できる内容: こちらも防災のプロが監修しており、避難生活に必要な基本アイテムが厳選されています。
- 大容量で追加収納も可能: リュックの容量が大きく、セット内容に加えて、個人の常備薬や衣類などを追加で入れるスペースがあります。
- 中身が分かりやすいセット内容一覧付き: セットされている物の一覧表が付いているため、中身の把握や使用期限の管理がしやすいです。
こちらも防災士が監修した、信頼性の高い防災セットです。基本的なアイテムを過不足なく揃えつつ、リュックの容量に余裕を持たせているのがポイント。購入後に、自分や家族に必要なものをカスタマイズして「我が家だけの防災リュック」を作ることができます。価格も比較的手頃なので、家族の人数分を揃えやすいのも魅力。まずは基本を揃え、そこから自分流にアレンジしたい方におすすめです。
あると安心!買い足したい専門グッズ
防災セットを準備したら、次はより重要な「衛生」「食料」「安全」に関する専門グッズを買い足して、備えを万全にしましょう。
【衛生】3. 我慢できないトイレ問題に【アイリスオーヤマ 非常用トイレ 100回分】
- 安心の100回分大容量: 4人家族で約5日間使える計算で、断水が長引いても安心です。
- 15年間の長期保存が可能: 一度備えておけば、長期間保管できるので、頻繁な買い替えの手間がありません。
- 防臭袋付きで衛生的: 使用後の嫌なニオイを閉じ込める防臭袋が付属しており、衛生的に処理・保管できます。
災害時に最も深刻な問題の一つが「トイレ」です。断水すると水洗トイレは使えなくなり、衛生環境は一気に悪化します。この非常用トイレは、便器にセットして用を足し、凝固剤で固めて捨てるだけ。15年間という長期保存が可能なので、家の物置や押し入れに一つ置いておくだけで、いざという時の大きな安心につながります。防災セットに入っている数回分だけでは絶対に足りません。必ず追加で備えておきましょう。
【食料】4. & 5. & 6. 温めず美味しい食事とエネルギー源
常備用 温めずに食べられるカレー職人 アルファー食品 安心米 白飯
- 温めずに食べられる手軽さ: 電気やガスが止まっていても、開封してすぐに食べられるので、どんな状況でも食事ができます。
- 日常に近い「普通の食事」: ストレスの多い避難生活で、食べ慣れたカレーライスの味は、心と体の大きな支えになります。
- アレルギー特定原材料等28品目不使用(安心米): アレルギーを持つ方でも安心して食べられるよう配慮されています。
非常食といえば乾パンでしたが、今は「日常の食事に近い美味しいもの」が主流です。グリコの「カレー職人」は温め不要、アルファー食品の「安心米」は水やお湯を注ぐだけでご飯になり、この2つを組み合わせれば温かいカレーライスが完成します。災害時の食事は、単なる栄養補給だけでなく、精神的な安らぎを得るためにも非常に重要。「いつも食べている味」を備えておくことが、困難を乗り切る力になります。
井村屋 えいようかん 60グラム (x 5)

- 手軽な高カロリー補給: 1本でごはん一杯分(171kcal)のエネルギーを手軽に補給でき、非常時の体力維持に役立ちます。
- 5年以上の長期保存: 長期間保存できるので、備蓄食料として最適です。
- アレルギー物質不使用: 特定原材料等27品目を使用しておらず、誰もが安心して食べられます。
災害直後など、調理ができない状況でも手軽にエネルギーを補給できるのが「えいようかん」です。適度な甘さは、疲れた心と体を癒してくれます。コンパクトなサイズで、防災リュックの隙間に入れておくのにぴったり。調理不要でゴミも少なく、まさに非常食の優等生。食事だけでなく、こうした「おやつ」兼「エネルギー源」を備えておくことも大切です。
【安全】7. 割れたガラスから足を守る【アルファックス 防災ルームシューズ】
- 踏み抜き防止板内蔵: 靴底に特殊なシートが内蔵されており、地震で散乱したガラス片や釘などを踏んでも貫通しません。
- 普段使いできるデザイン: おしゃれなルームシューズとして日常的に使えるので、いざという時に「どこにしまったか分からない」を防げます。
- かかとまでしっかり保護: かかとを折り返して履くことで、脱げにくくなり、より安全に歩き回れます。
地震発生時、室内は割れた食器やガラスで非常に危険な状態になります。そんな中で安全に移動するために欠かせないのが、この防災ルームシューズです。一見すると普通のおしゃれなスリッパですが、靴底にはガラス片などを踏んでも足裏を守る特殊な板が内蔵されています。普段からこのスリッパを履く習慣をつけておけば、就寝中に地震が起きても、枕元からすぐに履いて安全を確保できます。
まとめ
防災グッズの準備は、「自分と家族の命を守るための投資」です。
- STEP1: まずは「防災セット」で、避難生活の基本アイテムを確保する。
- STEP2: 次に、「トイレ」「食料」「安全グッズ」など、より重要度の高い専門アイテムを買い足して、備えを強化する。
「備えあれば憂いなし」。この記事をきっかけに、ぜひご家庭の防災グッズを見直してみてください。